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コミュニティナースという可能性

コミュニティナースという可能性

3日(火)のTalkin’About「まちを元気にする看護師、
まちづくりと健康づくりを行うコミュニティナースの可能性」
には、27名の方にお集まりいただき、
都市魅力研究室のサロンスペースが一杯になりました。

話題提供は、奈良県山添村で集落支援員として
コミュニティナース活動を行う荏原優子さん。

横浜で生まれ、神奈川県の大学を出て、
横須賀市内の救命救急センターで働いていた時に、
病気になった後の人が来る病院にいては、
「本当に救いたい人を救えない」と気づき、
青年海外協力隊に参加してバングラデシュに渡りました。

そこで、病院は少ないけれど、医療の知識を持っている人が
生活の中にいて、地域医療が形になっていることに驚き、
日本に帰ってからコミュニティナースの活動を知り、
育成講座を受け、奈良県でコミュニティナースの募集に
出会い、現在の働き方を得たのだそうです。

荏原さんは、地域ですでにある取り組みの枠の中で、
また自分でいろんな現場に飛び込んで行き、
さらに住民としての立場で、縦横無尽に動き回って
地域の方々と接点を作り、病気の方の役に立ったり、
地域の中に自発的な動きを生み出したりされているそうです。

参加者の方々の発言から、地域に医療従事者がいること、
縦割りの間を自由に動いてつなぐ存在の大事さ、
都会におけるコミュニティナース活動はどんなものか、
組織や役割に縛られて思いが実現できないもどかしさ、
コミュニティナースという役割が確立していないゆえの
経済的困難、地域における複業的働き方の可能性、
など、さまざまなイシューが見えてきました。

コミュニティナースの取り組みは、
壮大な実験の渦中にあるようですが、5年後には、
社会の中で当たり前の存在になっているのでは、
そんな予感がしました。

みなさまも、この動きにご注目ください。
http://community-nurse.com/

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