イベント
2025.04.14
俯瞰の目線と現場の目線
4/10(木)のうめきたTalkin’Aboutには、
26名の方にお集まりいただきました。
中学生の時からボランティア活動をしていた土坂のり子さんは、
大学時代は奈良で過ごし、卒業後には京都で国際協力団体の
立ち上げに関わり、組織マネジメント全般を担いました。
2011年にNPO法人きょうとNPOセンターに入職され。
現在は年間200~250件もの相談に対応されています。
今回のお題は「市民活動・地域活動の落とし穴」。
NPO法人や助成金についての誤解、人間関係にまつわるもめ事、
同じ人ばかりが来る居場所、運営のための持ち出し、
活動の世代交代の難しさなど、中間支援組織として、
日々相談に応じているからこそ見えてくる
市民活動・地域活動の現場の“難所”について
土坂さんに分かりやすくお話しいただきました。
興味深く、かつ切実に感じたのは、
軽やかに始めた活動が、社会や行政からの期待を受け、
気がつけが“支援機関”のような役割を担うようにも、
というお話でした。
参加者の方々から、多くの質問がありましたが、
土坂さんのアドバイスは、素早く明快でした。
日々多くの相談を受けておられることで、
必要な言葉が研ぎ澄まされているのだと思います。
僕からは「中間支援組織の立場に必要な構えは?」、
という質問をさせていただきました。
土坂さんの答えは、
「理想の追求と、泥臭さの両方を兼ね備えていること」でした。
つまりは「俯瞰の目線と現場の目線」ですね。
大事なポイントだと改めて思いました。