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シビックテックと図書館との邂逅

シビックテックと図書館との邂逅

6/13(金)のうめきたTalkin‘About「観光地でない地域の情報発信」には、
24名の方にお集まりいただきました。

福井県立大学・地域経済研究所教授の青木和人さんの専門は、
地理情報システム(GIS)、オープンデータ、行政情報化、市民参加で、
ITによる市民協働(CivicTech)の取り組みとして、
ウィキペディアタウンを各地で開催しておられます。
これは、地域を歩き、文化財や観光名所などの情報を調べ、
成果をウィキペディアの記事にまとめるというものです。

今回のTalkin'Aboutでは、大阪市立中央図書館の
澤谷晃子さんからも報告いただきました。

大阪市立図書館ではこれまでに、ウィキペディアタウンや
ウィキペディアエディタソン(まちを歩かずに記事を編集するイベント)、
美術館のコレクションを記事化するウィキペディアアーツなど、
様々な取り組みを、青木さんたちと行ってきたそうです。

ウィキペディアで記事を作成する際には、
他の人が書いた論文や本、新聞記事などを参照し、
出典元を明記する必要がありますが
それらの資料が揃っているのが「図書館」です。

地域の歴史の本や広報誌、ミニコミ誌だけでなく、
古文書や古地図、昔の写真なども保存されていて、
一部はオープンデータとして利用が可能なので、
図書館のサポートがあると、ウィキペディアの記事作成は
とてもスムーズになります。

シビックテックと図書館との邂逅があると、
ウィキペディアを活用した地域情報の発信が進む、
ということが、今回のお話から見えてきました。

そういう意識を持っている図書館が、
今後増えてくるといいですね。

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