川西市笹部での学びの場づくり
8/19(火)のうめきたTalkin‘About「小さな田舎から、世界とつながるラーニングハブへ」には、
21名の方にお集まりいただきました。
藤井文さんは、兵庫県川西市笹部に生まれ育ちました。大学を出て旅行会社に勤めた後、ミャンマー、シンガポールで数年間を過ごし、日本に戻ってからは、会社員として働くかたわら地元での活動をスタート。2020年には空き家になっていた昭和の農家を「Sasabase」と名付け、ここを拠点に米作りや、学び合いの場づくりに取り組んでこられました。2023年からは毎週水曜日に「多世代寺子屋」Terra’Coと称して、Sasabaseを無料で開放し、子どもも大人も、先生にも生徒にもなれる自由な学びの場を創り出しておられます。
Sasabaseの周囲には棚田の風景が広がっていますが、能勢電鉄笹部駅から山側、徒歩3分の場所にあり、大阪市内から電車で1時間以内で行くことができます。藤井さんが展開する様々なプロジェクトや自然豊かな環境に惹かれて、若い世代の人たちが集まってきているようです。
今回の参加者の中には、藤井さんと共に活動されている方や、川西市や池田市を盛り上げたいと考えておられる方、茨木市の銭原という集落で、古民家や田畑を拠点に活動されている方なども来られていました。
農作業には準備作業も一杯あり、その中には植え付けや収穫など、タイミングを逃すことができないため、多くの人たちに手伝ってもらいにくい類のものもある、また古くからの集落で理解を得て活動をしていくのはなかなか大変、など、現場だからこそ見えてくるお話なども伺えました。
藤井さんの活動は、多くの方々の協力のもとに、さらに広がりを見せていきそうです。関係人口として笹部に関わってみたいという方がおられたら、ぜひ足を運んでみてください。
Sasabase
兵庫県川西市笹部3-5-4
https://www.sasabase.com/