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イストワール

港を描いた寓話

港を描いた寓話

イストワール第8話「Port ‐見えない町の話をしよう‐」
この作品は、神戸港開港150年を機に開催される
「港都KOBE芸術祭」の連携事業という位置づけで、
9/17(日)、18(月祝)に神戸アートビレッジセンターで上演されます。
http://floor.d.dooo.jp/hako/

関西に実在した人物や実際に起こった事件に取材して作品化する
というのがイストワールの趣旨ですが、今回の「Port」は、
特定の人物を描くのではなく、港という存在を
寓話的に、現実から距離を置いて描いています。

現在の神戸港は、日米修好通商条約にもとづき、
1868年1月1日に開港しています。
それまでの港は兵庫にあり、
神戸は砂浜が続く一寒村に過ぎませんでしたが、
海外との通商、交流によって一気に発展していきました。
その後、貨物量の増加、船舶の大型化などを受け、
港湾設備の近代化が進んでいきましたが、
1967年にハワイアンプランター号が就航して以降、
コンテナ船が主流になるにつれて、
港の風景は急速に変わっていきました。
かつてのメリケン波止場は港湾設備としての役割を終え、
1987年にメリケンパークとして生まれ変わりました。
その後大震災を経て、今年2017年4月には、
開港150年を機にリニューアルされています。

港は、どうして港になったのか?
それは、その先に町があると、誰かが想像したから。
港は、これからどうなっていくのか?
きっと、いま誰かが想像している形になっていくはず。
そのことを、ノスタルジーではなく、
未来に希望をつなぐ形で描いてみたい。

「Port」は、そんな作品に仕上がりそうです。
みなさま、ぜひ神戸に足をお運びいただき
港都KOBE芸術祭と合わせてお楽しみください。
http://blog.livedoor.jp/histoire2011/

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